東京理科大学消費生活協同組合とは
東京理科大学消費生活協同組合は、1956年12月15日に創立総会を開催、翌1957年5月6日に法人認可され、今に続く非営利組織です。
設立趣意書(抜粋)
近来、日本経済は安定繫栄化に向かっているといわれているにもかかわらず、われわれの日常生活は一向に豊かになっていません。戦前のように一家の主人が働くだけで一家を扶養するということは極めて困難です。学生は生活が保証されていないために、その大部分がアルバイトを強いられ仕事のあるものはそのために心身を浪費し、仕事のないものは毎日の生活に脅かされて、本来の使命である、勉学も十分に果すことができません。未来の社会を背負う学生、その学生を指導教育する教職員の生活がこのような困難な状況でどうして輝かしい未来の社会を建設することができるでしょうか?とはいえ、この困難を耐え忍ぶだけではわれわれの生活は一向に良くはなりません。われわれは自分の力で毎日の生活をより豊かにする努力をしていきたいと思います。しかし、一人の力というものは極めて小さなものです。多くの人が力を合わせると必ずやわれわれの求めるものを実現することができるでしょう。
日常必需品は何でも学内で安く手に入れることができ、その他の厚生施設を拡充したり、文化向上の事業を開拓するには、消費生活協同組合が必要です。われわれが今創ろうとしている消費生活協同組合は、組合員の出資金よりなる財政的基礎の上に、組合員相互の信頼によって結合され、組合員自信の手で運営される民主的な経営組織です。
以上のような設立趣意を十分理解してくださって、全教職員、学生こぞって東京理科大学消費生活協同組合に加入されることを切望いたします。
(昭和31年12月15日付)

創立総会

創立当時の店舗
現在の東京理科大学消費生活協同組合
現在、東京理科大学消費生活協同組合は、神楽坂キャンパス・野田キャンパス・葛飾キャンパスに店舗を設置し、文具・書籍・教材・パソコン等の「学ぶための必需品」や食品や雑貨などの「生活の必需品」、旅行・留学や自動車教習所・資格スクールの斡旋などの「成長への必需品」を、組合員へ提案・提供しています。
学生・教職員が出資し、組合員となっており、組合員数は約2万人です。
各キャンパスには学生委員会があり、学生目線での生活向上を目指し、主に店舗を舞台にさまざまな企画を行っています。
業務執行を決定する理事会には、教職員のみならず学生も役員として出席し、民主的な運営を行っています。年に1度行われる総代会には、100名を超える学生・教職員が総代となり、意思決定に参画しています。

年に1度開催される総代会

現在の店舗
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