生協からのお知らせ

2021年02月08日(月)

【知っておきたい雪道運転 ①雪道ってなにが/どこが危険?】

トラベルセンター|資格&検定

【こちらの記事を作成するにあたって】
2021年1月7日から記録的な大雪となり、新潟県では各所で交通の乱れや大渋滞を引き起こしました。
近年は少雪でしたが、今年の大雪の状況を見て、雪国新潟の恐ろしさを改めて実感した方が多いのではないでしょうか。
トラベルセンターでは雪道で運転をする可能性のある組合員さまに有益な情報を届けたい、という思いから今回から3回に分けて雪道運転にまつわるニュースを作成いたしました。

こちらの記事の内容は、新潟関屋自動車学校より、監修・資料提供のご協力をして頂きました。
誠にありがとうございます。

・自動車学校で習ったけど、忘れてしまった方
・雪道運転に不安がある方
・実際にどのような対策をすればいいのか分からない方
そんな方に読んで頂けたら幸いです。
 

なぜ路面が滑るの?

1.「滑り」の原因は"水"
冬道の「滑り」の原因は、路面の氷上にできた水膜です。
水膜は車が氷の上を走ると、車重が氷に圧力をかけ摩擦により、水分が溶け出すことによって発生します。
0℃~10℃で水は溶けだしやすく、最も滑りやすい状態になります。
特に気温の上下が要因となることで、朝・夕のラッシュ時間帯に滑りやすくなり、追突事故が多い傾向があります。

2.”水”以外での「滑り」を誘発する要素
温度が下がると水は溶け出しにくくなりますが、ゴムの性質上、低温で硬くなってしまうと滑りやすくなります。
本来、凹凸のあるゴムの表面は柔軟に路面に密着し設置面積を増やすことでグリップ力を維持しています。
しかし、低温時に硬化したゴムは、路面に密着しにくくなってしまい、接地面積の減少に繋がり、「滑り」を誘発してしまいます。

雪道で想定される交通事故の例

実際の写真も交えて雪道で想定される状況や事故の例になります。





画像引用:写真AC
https://www.photo-ac.com(参照 2021/2/3)
 
こちらはあくまで一例になります。
雪道や悪天候により思わぬ運転事故を引き起こしたり、巻き込まれたりする可能性があることので、早め早めの出発、安全運転第一、余裕をもった車間距離を心掛けましょう!

雪道の主な種類






画像引用:写真AC
https://www.photo-ac.com(参照 2021/2/3)
 

どこが特に凍りやすい?滑りやすい?

■凍りやすい場所
…新潟県は海風や川風または、山からの吹き降ろしの風が強く凍りやすい地形をしています。
冷たい風が吹いている場所はすぐに凍り始めます。
新潟地方気象台."新潟県の気象の特徴"より画像引用(最終更新 2018/1/10)
jma-net.go.jp/niigata/menu/bousai/met_character.shtml(参照 2021/2/3)


…橋の上は地熱が無く、水蒸気が付着しやすいため凍りやすいです。気温3℃で凍り始めます。
・トンネルの出入り口付近
…トンネルの中は気温が高く、屋根に積もった雪やタイヤハウスの雪の塊が溶けて、道路上に部分的に落下していることがあるため、注意が必要です。

■滑りやすい場所
・交差点付近
…発進停止が多く、路面が磨かれているため、横滑りしやすいです。

・踏切
…踏切も発進停止が多いため路面が磨かれ滑りやすくなります。


このように凍りやすい場所や多くの車が発進停止する場所は特にスピードを落とし、停止線より1~2台分前で停止するように意識しましょう。

 


 

 

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